まだロックが好き

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夢破れたサラリーマンがおめおめと生きている日記

空耳アワーでおなじみAt The Drive-Inの新譜「In●ter●A●li●a」を聴いた

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こういうことを書くと差別だ!と言われるかもしれません。しかし勇気をだして記載すると、オマー・ロドリゲス・ロペスという名前が好き。

とくにオマー、ロペスと言うちょっとポップな語感に、絶妙にサンドされたロドリゲスという強靭な筋肉感がとても良い。

たいして好きなギターリストではないのに「好きなギターリストは?」と詰問されたならば、思わず「オマー・ロドリゲス・ロペス!」と三拍子でいいたくなる感じ。

 

オマー・ロドリゲス・ロペスというのはアメリカのロックバンド、マーズヴォルタのギタリストである。しかしいっぽうでアットザドライブインというバンドもやっていた。やっていた、と過去形なのはいっかい活動休止しているからなんですね。アットザドライブインは「スリープウォークカプセル」という曲が、タモリ倶楽部の空耳アワー「どどどど童貞ちゃうわ」でおなじみですね。

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  • At the Drive-In
  • オルタナティブ
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

 

そんなアットザドライブインがさいきん新譜をだした。インターアリアというアルバムである。聴いた。めっちゃよかった。かっこよかった。疾走感がはんぱなかった。さいきんこればっか聴いている。

 

じつはこのアルバム、アットザドライブインとしては17年ぶりの新作である。しかし人体を構築する細胞は数年ですべて入れ替わるという。つまりアットザドライブインのメンバーは戸籍上はアットザドライブインのメンバーであるが、その実、人体工学的な観点を持ち出したら17年前の彼らとはまったくの別人なのである。

しかし、やはり音楽というものは真実への羅針盤であった。心は誤魔化せないのである。どういうことかというと、このアットザドライブインのインターアリアはどこをどう聴いてもアットザドライブインであった。つまり彼らは人体工学に心で勝ったのである。

個人的に好きなオマー・ロドリゲス・ロペスは、マーズヴォルタよりもアットザドライブインである。好き勝手にギター弾きまくっているかんじがとてもエモい。なのになんなんですか。あのにじみ出る偏差値の高さは。知的な音楽感性は。インテリジェントミュージックセンスは。でもこのインターアリアはぜんぜんキャッチーなのである。ポストハードコアなのに。そして知的。この二律背反がとても気持ちよい。

 

マーズヴォルタのオマーは、というかソロとかもそうなんだけど、ちょっと思慮深いニュアンスがある。対してアットザドライブインはなんも考えてない感がある。フレーズのスケールも音に肉体をもたげているような印象である。

オマーと仲良しのジョンフルシアンテにも私はそういうイメージを持っていて、フルシアンテもソロがよくわからない。ってかソロだとぜんぜんギター弾かないし、難解な音楽作ってんな、って感じでアーティスト風味を出してくる。

でも、彼がかつて在籍していたレッドホットチリペッパーズというバンドでギターを弾いていたときは、なんかもっと自由だった気がする。ソロよりもバンドでいるほうが自由って矛盾している感じがするけれども自然体のバンドマン、ギターリストでいる感じがした。

オマーもアットザドライブインをやっている時はマーズヴォルタよりも自然なバンドマン、ギターリストでいる気がする。それはもちろん本人が決めることなんだけど、私のイメージはそういったイメージを持っている。

 

インターアリアのことを書こうと思ったのですが、オマーロドリゲスロペスについて書いてしまった。アットザドライブインについて一言いうならば、「モダンなMC5」です。

ぶっちゃけアットザドライブインにおすすめ曲なんてないからアルバムぶっ通しで聴くのがよい。こういったポストハードコア、パンク調の曲を聴くときは部屋は散らかします。整然とした片付いたお部屋なんかで聴いていたら頭のおかしな人だと思われます。

なのでアットザドライブインを聴くときはしっかりとCD、書物なんかは棚からひっぱり出して積み上げ、ペットボトルやごみはそのままにして、足の踏み場も無いような、物欲にまみれたアンチミニマリズム的な小部屋で聴くことをおすすめします。雰囲気が大事です。

In.Ter A.Li.A

In.Ter A.Li.A