まだロックが好き

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夢破れたサラリーマンがおめおめと生きている日記

低糖質パンという悪魔のおやつ

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世界とは蠱惑的である。やめてくれ。おれを惑わせるな。酒、たばこ、ギャンブル、セックス、ドラッグ、そしてロックンロール。これらは修験者として白装束を身にまとい、滝にうたれ、経を読み、いっさいの色欲を断絶した私の戒律を倒壊させる。その最たる天魔が日常にひそんでいる。私は身震いしている。誘惑の銃弾を放つその影につめたい血が流れる感覚がある。その天魔の名を、人は、おやつ、と呼ぶ。

 

腹が出た。これは加齢によるものでもある。*1どうやら人体は基礎代謝というものを行っており、その能力が加齢とともに低下するようだ。たしかにわんぱくだったあの頃はなにを食べても肥満することはなかった。いま私にたりないのは元気だと思う。あとカネ。

 

しかしこの基礎代謝が下がるというのは、いうなれば、効率よく人体を運営している、ということではないだろうか。つまりこれは人体の進化である。すくないエネルギーで作動したほうが地球に優しい。エコである。地球環境の瓦解を恐れ人類はエコカーなるものを発明した。そしてその改革意識は人体の改良を促した。そういうことではないだろうか。まったく豪儀である。

 

来るべき世界の終焉に向かって人体は進化を続ける。それが基礎代謝の低下であり、肥満なのである。しかしその進化に抵抗し、肥ゆることに厭悪し、美麗を維持し続ける人間がいる。世界の恐慌が降りかかったときでも「肥ゆるくらいなら死を選ぶ」というアティチュードである。侍である。

 

しかし人は食わねば生きていけない。そして時に誘惑の凶弾に倒れるのだ。おやつという天魔に打ちのめされる。さて、そんなあなたに朗報です。

 

ローソンというコンビニエンスストアーがある。そのローソンには低糖質のパン類が販売されているというのだ。あのローソンである。最寄のコンビニがローソンであると地価が下がるといわれていたローソンの起死回生の一矢である。私はべつだんローソンに厭悪しているわけではない。ただコンビニ御三家であるセブン、ファミマ、ローソンが並列していたらセブンに直行するし、ファミマに関してはなにも思わない。ただローソンに行けといわれたらちょっと罰を受けている気分になる。そんなローソンである。

肥満の原因はカロリーではないようだ。じつは糖質とよばれる栄養素である。これを制限することで腹の凸出を抑制できるというのである。つまりこのローソンの低糖質パンをおやつにすることで腹は出ない。肥満しない。だから誘惑に負けてもだいじょうぶ。これはさいきん流行の「がんばらなくていいんだよ」みたいな鬱憤を霧散させるスローガンのようである。ストレスフリーの社会である。

 

しかし、こうして人類に安寧を与えることは脆弱な精神をつくりあげることになるのではないだろうか。つまりローソンの低糖質パンで人は弱くなる。弱くなった人類はいっそうさまざまに誘惑に打ちひしがれ、落ちていく。現代のアダムがかじるのは低糖質のパンである。畢竟、これは悪魔のパンである。悪魔のおやつである。

 

いったい誰がこの世界を滅ぼそうとしているのか。私はこれから誰と戦うべきなのか。来るべきアルマゲドンにそなえ、私は、プリングルスを食べたいと思う。

森永製菓 プリングルズ<サワークリーム&オニオン> 53g×12箱

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今週のお題「おやつ」

*1:加齢によって腹が出る。そう書いて誤謬があるとおもった。加齢によって腹が出るのではない。食うから腹が出る。食うから腹が出るのだが、加齢によって基礎代謝が下がるので食ったカロリーを燃焼させる効率が低下し、腹が出る。と書かなければいけない。こうやって私の日記は無駄に文字数が増える。しかし虚言は書けないという妙な仁義より文字数を増やしている。まぁたいていのことは嘘なんだけど。しかし腹が出ることを恐怖に覚える女人もおられると思う。ゆえに「歳をとるとオートマチックに出腹になる。ああ私は永劫の美しさをもって死ぬる」ってな感じになることをおそれてちゃんと書かなければ、と思った。って無駄に行数が増加するのでこれは脚注にします。