まだロックが好き

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おめおめと生きている日記

「アジェンダ」などの突然の外来語の強襲

 

meeting

「ペンディング」と言われて困惑した。

こんな公の場でそんな…と頬を赤く染め、もじもじと居心地を悪くした。しかしなぜ忽然と情交について言及したのだろう、と思ったが文脈的にそうではないようだ。

なんなんだペンディング。と考えていたら会議は終わっていた。いっさいの内容が搔暮、頭に入っていない。

 

これは禍事である。とある単語が気になり、まるきり全体の内容が入ってこなくなる。木を見て森を見ずとはこのことか!と思う。しかし、こういったことが最近多い。

ちなみに私は「アジェンダ」という言葉をおそらく50回以上は調べている。「アジェンダがあらわれた!」と出現するたびにグーグルで検索している。意味が判然としていなくて覚えられない。

しかし、どうしてこうも市井は蟹行文字を使用したがるのか。これがいわゆる日本が敗戦に象徴される黒船以降の欧米に対する鬱屈したコンプレックスなのだろうか。

 

私は推測する。つまりこれは「ダイエット」である。どういうこと?というと以下である。

 

冒頭の「ペンディング」というのは表意文字にして「保留」である。保留と言えばとてもなじみやすい言葉で、老若男女に浸透している意義である。文字にしてもとても読み取りやすい。漢字ってこういったところが便利ですね。

 

しかし彼はわざわざ「ペンディング」と言う。使用者は純粋な日本人のおっさんであって海外への渡航歴は皆無に等しい。しかし「ペンディング」と言う。それは以下の過程を踏んでいる。

① 何某の件は保留として→ ② まてよ。保留はペンディングだ→ ③ 何某の件はペンディングとして

畢竟、ワンクッションの思考が練成されている。ひと手間くわわっているのである。

私のような怠惰な人間はこういったひと手間に嫌悪感を抱く。めんどくせぇ!と思う。いちいちそんな言い換えしていられますか!と慨嘆する。しかしおっさんはこのひと手間を惜しまない。

 

それはなぜか。思考とはカロリーの燃焼だからである。

 

おっさんは多忙である。運動する暇もない。ゆえにその生活は脂肪になって腹回りから肥大化しはじめる。そして肥満になる。それはあかん。なぜならば肥満というのは各種成人病の伏魔殿であり、高血圧、糖尿病、動脈硬化の巣窟だからである。

またサラリーマンといえども瀟洒たる格好はしたい。スマートに振舞いたいではないか。それは男としての尊厳である。

 

しかし人には平等にあてがわれた1日24時間という制約がある。おっさんは運動する暇などない。ジム、ジョギング、組体操、そんなことしている時間はないのである。ゆえに思考でカロリーを消費するのである。

 

将棋とよばれる知能の競い合いがある。それは名人と呼ばれる試合水準になれば一手先、二手先を考えるだけでは敗北に帰す。もっと先を思考するのである。ゆえに一試合で何キロも体重が減するという。それだけ思考というのはカロリーを消費するのである。

 

ゆえにカタカナユーザーは思考する。ワンクッションの思考を惜しまないのである。それは己の健康管理である。そうして体型を維持するのである。豪儀なことである。

 

私はかつて思っていた。「無駄にかっこつけたカタカナ語を使っちゃって、欧米か!」なんて具合に揶揄していたのである。いまはそんな自分が慙愧に耐えない。忸怩たる思いである。

 

だからこれからはたくさん南蛮渡来の文字を使用したいとアイシンク。そうすればミーの腹にアラウンドしてるファットなミートがグッバイで、ベリーベリーダイエットだぜ。ってこういうことではないですね。レバレッジを効かせねば!