まだロックが好き

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夢破れたサラリーマンがおめおめと生きている日記

Fall Out Boyにはまった妻のために

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どうして急にそんなことが!ということが多々あり、人生とは山あり谷ありだな、と思う。妻が急に「フォールアウトボーイのおすすめアルバムを教えて呉れないか」と懇願してきた。なぜ?まさか新しい男でも出来たのか…?訝りつつも知っている範囲で教えてあげた。そんなに知らないんだけどなぁと思いつつも、ちゃっかり5枚目の「Save Rock and Roll」まで聴いていた。そういえば好きだったかも。そんな3番目の恋のような気持ちがした。

 

個人的に好きな順番に並べてみた。妻に見せる予定は無い。ブログは内緒だから。

From Under the Cork Tree

セカンドアルバム。フォールアウトボーイと言えば個人的にこのアルバムだと思う。「Dance,Dance」が入っているし、その流れで「Sugar, We're Goin Down」が続いている。私が出会ったのはこの辺の曲郡からであった。ゆえにフォールアウトボーイといえばこのアルバムに代表されるようなイメージである。平明で歌心のある主旋律。それは楽曲の疾駆感、爆裂感に対しての鷹揚かつ悠揚迫らぬメロディ。それを歌うパトリックスタンプの甘く粘る、そして幽けく枯れるつよく野太い声のボーカル。

有名なのは上記2曲だと思うのだけど、後半の峻烈な10曲目「I Slept with Someone in Fall Out Boy and All I Got was This Stupid Song Written About Me」から、ポップに煌く11曲目「A Little Less Sixteen Candles, a Little More "Touch Me"」の緩急のついた流れがとても好き。曲名くそ長い。

このアルバムは、というかこのバンドはとにかくパトリックスタンプのメロディが良い。このアルバムには、いわゆるエモ、ポップパンクバンドとして通底しているバンドの爆発力がある。私はバンドの生々しい音が好きなのでこのアルバムが一番好き。捨て曲がない印象である。

From Under the Cork Tree

From Under the Cork Tree

 

 

Save Rock and Roll

2013年、活動休止明けの5枚目のアルバム。これがとても素晴らしいアルバムだな、と思った。パトリックスタンプの才能が炸裂している。ってかフォールアウトボーイってパトリックの独壇場というかワンマンバンドだと思っている。ドラムのめちゃくちゃ感は好き。

1曲目の「The Phoenix」で度肝を抜かれた。たしかにセイブロックアンドロールに至るまでの4枚は次第にエモ、ポップバンド、メロコアバンドからの解脱、それは正統なロックバンドとしての段階的進化だったと思う。音色芳醇、エフェクティブな同期音が背面で流れるようなことが多くなっていった。しかし妙に気取って瀟洒に傾倒することなく、ロックバンドとしての威厳をずっと保っていた。そこがFOBのバンドマンと表現者との壁だったと個人的に思う。その壁をぶっこわしたのがこのセイブロックアンドロールだと思う。ってえらそうに書いてますけど。

すごく好き。バンドっぽくない作品ではある。そしてフューチャリングが多い。だからこれはフォールアウトボーイのアルバムというよりはパトリックのアルバムだな、なんて思う。4つ打ちが多く、そしてデジタル処理も多い。楽隊の一体感よりもパトリックスタンプという人間の芸術性が影を落としているアルバムだと思う。

SAVE ROCK & ROLL

SAVE ROCK & ROLL

 

 

Infinity on High

サードアルバム。ジャケがかわいい。それは1曲目の「Thriller」に表明されている。イントロのアルペジオが星屑を散りばめたような煌きを放っている、なんてロマンチックなことを書いたけれども、スリラーの好きなところはそのあとのキメである。ドラムベースギターが同じキメを融和している。ギターはブラッシングでつんのめったような堅牢な音を出していて、全体的に重機関銃のようなダイナミズムを演出している。裏で滔々とながれるギターよりもこの堅いキメが好き。このキメをよく使うバンドだと思う。ちなみに私は自分のバンドでひそかにこれをパクったことがある。内緒だけど。

このバンドはパトリックスタンプのバンドだな、と先ほど記載した。けれどもドラムのはちゃめちゃ感はとても好き。アメリカってジャズの国だからロックドラマーでもスナップを効かせた芯を捉えるドラマーが多い気がする。大好きなジミーチェンバレンとかそう。だからテンポに対してジャストなドラムを叩く。対してブリティッシュは力任せなドラマーが多い印象。だから力を入れるぶんリズムがテンポに対して後ろ気味になる印象。※個人的な印象です。

このフォールアウトボーイのドラマーはなんだかとっても力任せ。それがとてもロックでカッコいい。ちいさなフレーズでグルーブを作っている、というか。えっ!?そんな感じで太鼓入ってくるんだ?みたいなことがある。好き。

ちょっと長くなってしまったのでこのアルバムについては擱筆するけれども、他の曲もとてもいい。勢い任せのポップパンクバンドじゃなくなった感がある。きっとパトリックがメンバーに対する演奏力の向上をあきらめたんだと思う。エフェクティブな同期が多い。でもロックバンドだと思える。それを7曲目の「Thnks fr th Mmrs」でこのバンドのあり方を象徴しているんじゃないかな、と思う。

Infinity on High

Infinity on High

 

 

 Folie à Deux

4枚目のフォリアドゥ。定番曲の「I Don't Care」が入っている。FOBはシンガロングのバンドだと思う。フェスなどで観客の大合唱が嫌な方もいらっしゃると思うが、フォールアウトボーイは一緒に叫ぶバンドだと思う。とても歌いやすい。

外人は単語で歯切れよくメロディを歌う。そんなイメージ。だけどフォールアウトボーイは比較的単語内で伸びやかにメロディを歌う。ちかい存在はオアシスだと思う。オアシスも日本人ウケするメロディだと思う。それは単語感でメロディ、音符を当てはめ切るのでなく、単語内でメロディを展開したり、音符を当てはめたりするからだと思う。3曲目「She's My Winona」なんかでとてもそれを感じる。というか今聴いているけど全体的にパトリックの伸びやかなメロディを活かす言語感覚の腹積もりが感じられるアルバムだなと思う。

「フロム~」、「インフィニティ」からのこのアルバムを観測すると、すこしバンドとしての懊悩を感じさせる陰影の濃い作品だなと思う。というか明るい曲が妙に明るすぎてその反動なのか。だけどそういった作品ほどロックバンドっておもしろい。良い曲がはいっている。そう思う。

Folie a Deux

Folie a Deux

 

 

Take This to Your Grave

ファーストアルバムはよくも悪くもメロコアバンドという印象。しかしこれが好きな人はいると思う。「Saturday」なんてずっと歌われている。個人的にはフォールアウトボーイというよりは、そのへんのお兄ちゃんたちがやるメロコアバンド、という印象だった。たぶん先に「フロム~」などを聴いていたからだと思う。フォールアウトボーイのおすすめアルバムとしてはおすすめしないかな、と思う。ただそういうポップパンクの一端としてならばその方々の好事家に受けいれられやすいアルバムだな、と思う。

Take This to Your Grave

Take This to Your Grave

 

 

 American Beauty/American Psycho

これ聴いていない。だから妻にも「これ聴いていない」って申し上げた。

また今度聴いたら別記事で感想を書こうかな、と思う。

ジャケは好き。「セイヴ〜」からの栄華を思えばかなり期待できるなぁと思う。

American Beauty/American Psycho

American Beauty/American Psycho

 

 

MaNIa

どうやら妻はこのフォールアウトボーイのニューアルバムが発売されることを知り、聴いてみようとおもったらしい。先行で曲が発表されているようだ。聴いていないが。またアルバムが出たら聴いてみようと思う。なにより妻が不倫していなくてよかった、と思った。

M a N I a

M a N I a

 

 

まとめ

「フロム〜」がバンド感があって好きだけど、2番目の「セイヴ〜」はその逆だったりする。これらの間が「インフィニティ」と「フォリ〜」なんだけど、この二枚は正直、甲乙つけ難い。この4枚ならどれでも個人的に推奨できる。などと申し上げました。

 

私は普段寡黙なのだが、酒が入るとよくしゃべる。で、上記のことべらべらしゃべった。

私のくっちゃべる煩瑣にフォールアウトボーイを嫌いにならないでほしいな、と思う。

なんてったって私が三番目に好きになった人なんだから。