まだロックが好き

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夢破れたサラリーマンがおめおめと生きている日記

息子がうまれて「とりあえず三年」が経った

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 なんだか転職記事みたいな題名だなぁなんておもいつつ、息子が三年、生きた。十月十三日の午後一時五十七分。「台風がくると出産しやすい!」なんて迷信があるが、これはマジです。三年前。この日は体育の日で祝日の月曜日だった。台風が来ていた。

 

 よく生きてくれたと思う。切迫早産という艱難辛苦をのりこえ、たくさん吐く子であったが、おおきな病気もなく、おおいに食べる子にそだった。運動量が多くけっこう頭をぶつける。いまも一つおおきなたんこぶがあるが、男の向かい傷だ。恥じることは無い。

 

 息子は客観的にどんな子なのだろう。とおもい、妻が保育園の先生に聴聞した。ようたくんは「やんちゃで、元気すぎるときもあるけど、人を笑わせるのが好きな、よく笑う陽気な子」らしい。はは。陽気だって。

 

 そういえば呱々の声をあげたとき、まだ名前はなかった。妻はとにかく「陽」の字をしようしたかったそうだ。光明の意をもつ字をしようすると夭折する、なんていう風聞がある。すこし呻吟したがその字を付けた。

 

 立ち会い出産をした。お尻にテニスボールを当てる係に属した。「そこじゃねぇ!」ってぐあいに、めっちゃ怒られた。 もうちょっと上だし、下だった。周章狼狽。

 

 生まれてから、「お父さんは外で待っていて下さい」と言われたので、待合室の椅子をぜいたくに使用して横に伏していた。夜半から十四時間ほどの格闘だった。すこしねむったきがする。

 

 そうして、名前どうしようかなぁ、とおもっていた。くるくると結婚指輪を弄んでいた。この指輪は魔王サウロンの指揮下のもとエルフによって精製された指輪なんだが、指輪のうらにはティファニーアンドコーという堀刻印と結婚記念日、あと「妻から私へ」という意味をアルファベットで表記した「A to Y」という文字があった。妻が「陽」という字をつかいたい、という願望と、この「A to Y」が吻合した。

 

 表意文字をりようする国家にうまれた私たちは、その字に意味を込める。おそらくすべての親になるものたちが、人生でいちばん漢字の意味を模索するときだとおもう。

 

 もちろん意味は大事だとおもう。でも私は子どもの人生がその名前の意味に拘泥されてしまうのもどうか、とおもってしまい、憂悶。決定打が出てこなかった。

 

 そんななか、このギミックは天啓だった。しかも家系の姓には「月」が入っている。玲瓏と光り輝く佳月も、太陽がなければその存在を知られることもできない。姓よりも名のパワーのほうがつえぇ! とおもった。これは私が思っている「生まれた環境に負けることなく、個で強く生きねばならない」という信条に合致した。

 

 その字面から息子の名に意味を与えようとおもえば、いくらでも出てくる。正直、意味なんてなんでもいい。それは自分でみつけてほしい、とおもっている。私の世代は小学校の授業で「自分の名前の意味を知る」ということをやった。息子もやるかもしれない。そのときにどうやってこの思いを伝えようか。考えておこう。

 

 来年度。息子はこども園にかよっているので、幼稚園組にも所属する。妻がしきりに「あたしがかよいたかった幼稚園にかよわせてあげられる!」と奮っていた。妻も私も保育園育ちなのですね。小学校にあがると、保育園組は肩身のせまいおもいをした、と妻は語っている。俺は感じなかったけどなぁ。

 

 子どもは七歳になるまで目をはなしてはいけない。と言う。かんたんに死ぬらしい。こわっ。まだまだ先はながい。

 

 これから息子はどんな子に育つだろうか。私としては、勉強ができなくてもよいし、あたまがあまりよくなくても良い。運動は身体の危険性があるのでそこそこできてほしいが、 健康であればなんでもよい。同性愛者であってもよいし、守るべき義があるのであれば嘘をついたってかまわない。ただバンドマンだけにはなるな、と言う。

 

  とにかくどんな生活でも、自分が納得する人生をおくってほしい。ってまだ三歳じゃん。仕合せであれ。

お誕生日の歌「ハッピーバースデーソング(Happy birthday to you)」がいっぱい!

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