まだロックが好き

まだロックが好き

夢破れたサラリーマンがおめおめと生きている日記

さいきん聴いているもの日記

 

 ほら、私のブログって日記だけど、きほん音楽ブログじゃん? ってだれもそう思っていなかったらかなしーなぁ。ひさしぶりにこういうのも書いておこう、と思いました。

 

 ひと記事にするには聴き込みがたりない。私は音楽を聴くとき、モニター用のヘッドフォンをかむって、ギターを爪弾きながら音をとりつつ聴くのだけれど、そうもしていられないのはぜんぶウォーキングデッドの観賞にいそがしいからです。まァメモ的に記載したい。

赤い公園「熱唱サマー」

 赤い公園というバンド名は知っていたのだけれど、小娘が! と思いぜんぜん聴いていなかった。そんななか、新譜としてアップルミュージックにこのアルバムがあったので聴いたら、おっ! と思った。とにかくベースがかっこよかった。

 

 一曲目が「カメレオン」という曲なのだけれど、そのさいごのコーラスでベースがトニックをはずしておそらくディミニッシュっぽい音を強拍で弾いていて、うおお! とおもった。ふつうやらんでしょ。こんなん。つづく「闇夜に提灯」という曲も音の当て方で、うっ! と伸吟するようなものがあって、とにかくかっこよかった。運指自体はスライドを活かしたうねりのあるフレーズで、けっしてメロがたっているわけではないけれどコンパクトにまとまったフレーズで素敵だ、と思った。

 

 このアルバム、なんとなくベースのミックスが強い。それはたぶん三曲目の「AUN」という曲のコーラス部分、五小節目、これも強拍をグリッサンドでうやむやにして、その間ドラムが拍の裏表を入れ替えているのだろうけれど、そのうやむや感を出すためなんじゃないかなぁ、なんて思っている。とにかくこのアルバム、アタマ三曲でベースの音の当て方が途轍もなくかっこよかった。過去作も聴いてみようかしら。

熱唱サマー(初回限定盤)(DVD付)

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William Patrick Corgan「Ogilala」

 なに聴こうかな、って迷うときがあるのですが、さいきんは迷ったらすぐこれを聴いている。

 

 スマッシングパンプキンズというアメリカのバンドが大好きで、そのボーカルの本名名義のソロアルバムなのだけれど、めちゃくちゃ優しい。ビリーはやさしいやつなんすよ。ほんと。

 

 ビリーコーガンという人の魂魄には「終わりのない悲しみ」みたいなものが沈殿しているのだと思う。深く暗い水底に無窮にひろがる悲しみに、そっとさざなみが立つことで舞い上がる塵埃のようなさびしさがある。そこに差し込む寂光のような美しいメロディが水際立つ。一曲目の「Zowie」からそんなビリーの冷たい星の光のような音楽が鳴っているな、なんておもう。

 

 でもけっしてさびしい気持ちになるアルバムではない。きほんてきにピアノやアコースティックギターの弾き語りのようなアルバムで、二曲目の「Processional」や六曲目「Half-Life of an Autodidact」のようなメジャーキーのやわらかな風と木漏れ日のような曲がもちろんあって、聴いていて、ふっと肩の力が抜けるようなやさしさがある。どれもビリーコーガンのメロディがつまっている音楽だなと思う。いまは五曲目の「The Long Goodbye」って曲を聴いているが、まさにビリーコーガンだな、と思う。

 

 ビリーの粘着質の声は好き嫌いが別れるとおもうが、俺はすげぇ好き。このひとは自分の声がきらいだとおもう。そんなことをひっくるめて音楽を、歌をやっている姿勢が大好き。

Ogilala

Ogilala

 

シガーロス「Agaetis Byrjun」

 私ははてなブログ、というブログサービスを使っているのだけれど、今週のお題というものがある。それが今週は「私の癒やし」というテーマらしい。

 

 頃日。土日。三歳の息子と風呂にはいる。それからでるといっつもこのシガーロスのアゲイティスビリュンを流している。入眠前の音楽として、はげしいものは聴かせられない。そういった意味でシガーロスをチョイスしたのだけれど、あらためて聴くとすっごい良いアルバムですね。

 

 このバンドを形容する言葉として「神秘的」というものがあるだろうけど、おれは神秘的という言葉からはパルテノン神殿みたいなものが浮かんでしまうので、シガーロスってそうじゃあねえだろ、と思っている。端的に言えば「美しい」でしょう。

 

 シガーロスはアイスランドのバンドだ。アイスランドのことは知らないけれど、水曜どうでしょうという番組で、北欧を駆け抜ける旅行企画があった。その風景はうすぼんやりとした曇り空のようなさびしいもので、しかしどこかしら悲しげなうつくしさ、みたいなものあった。

 

 シガーロスの音楽とはそういったものに似ているなぁと思う。九曲目のアルバムタイトル曲「Agaetis Byrjun」がとても好き。でも正直全曲聞き分けられる自信は無い。息子の就寝前に吻合する癒しの音楽だとおもう。話は変わるが、大泉洋氏がドラマに出ていると友達がでているような気恥ずかしさがある。

Agaetis Byrjun

Agaetis Byrjun

 

pernice brothers「Overcome By Happiness」

 九十八年発売のアルバム。アメリカのパーニスブラザーズというバンドなのだけれど、さいきん初めて知った。まじで好い。なんでもっとはやく知れなかったんだ! と自分のリスナー人生を恥じるほどの大名盤だった。とにかくメロディが美しい。

 

 英国にトラヴィスというバンドがいて、それも大好きなのだが、トラヴィスに似た「余計なものがない美しく愛くるしいメロディを活かす」みたいなバンドだな、とおもった。一曲目の「Crestfallen」という曲でやられたし、四曲目の「Clear Spot」という曲がゾンビーズっぽくて、めちゃくちゃ俺のツボを捉えていた。

 

 日本語のウィキペディアもないので、日本ではあまり知名度はないのかもしれない。がじつは名レーベルサブポップからでているんですね。知らんかった。Overcome By Happinessというアルバムは大名盤だった。機会があればほかのアルバムも聴いてみたい、とおもったバンドだった。

Overcome By Happiness

Overcome By Happiness

 

 Neil Young「HITCHHIKER」

 こういうやわらかい音楽ばっかり聴いてるな。でもニールのヒッチハイカーというアルバムはよかった。過去録音の蔵だしなのだけれど、ニールのアコースティックでさびしげな「どうも駄目な男ですみません」的な哀愁があってよいアルバムだった。もちろんニールはそんなこと言っていないのだろうけれど。

 

 あまりニールが好きな人が現実の知り合いにいなくてさびしい。ニールはうるさいロックンロールよりもこういったフォーキーなやつが好いね。

HITCHHIKER [CD]

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総括

 やけに文字数がふえてしまったので擱筆したい。ほんとうはもっといろいろ聴いている。ブルースはウィリーディクソンばっかり聴いている。けれどもなんだかひとつの記事にするほどの感想は書けないな、と思い今にいたる。

 

 ブログはどれだけ閲覧されているか、という指標「PV」を稼ぐのが正義とされているようだが、こんな日記じゃあPVなんか稼げない! でもべつにいいもんね。俺は書きたいこと書いて日常の嫌なことを忘れたいだけなのかもしれない。

 

 ちいさなアンカーのポータブルスピーカーで聴くことが多いんだが、古いゾンビーズというバンドを聴いた後にさいきんの赤い公園というバンドを聴いたら、コンプがかかりまくってぺらっぺらの音質だなぁと感じた。きっと今の音楽はスピーカーよりもイヤホンで聴くようなミックスを主眼としているんじゃないかなぁなんて思った。

 

 あとスマホのサイトしかないんだけれど、パリでやったサージェントペパーズの五十周年記念ライブみたいなのを観た。ぜんぶは観ていないんだけどピートドハーティが出ていて、ほんともうアイツなんの薬をやっているのかわからないけれど、ふわっふわでクソだった。でも俺はピートを愛している。