まだロックが好き

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おめおめと生きている日記

三歳児のためにレンタルした絵本がどれも当たりばかりで家庭がさいこうにハッピー

 

 過日。市のうんえいする貸し本屋、通称図書館にいった。なにをかくそう本をレンタルするためである。なぜ本をレンタルするのか。恥を忍んで記載すれば、私の所得が低いため絵本という高額な書籍を購入することがむずかしいからである。かなしー。

 

 

 そういったわけで、今回借りた絵本がどれも三歳児のこころを射抜いたので記載しておく。おなじくらいの子どもをもつ親御さまの参考になればよいな、とおもう。なぜならば絵本って超高額であまりしっぱいできないからだ。

 

ちがう  ちがう

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 さいきん出版された絵本のようだ。おかあさーん、おやすみなさーいと云って床につく。それからいろんな「おと」がきこえてくる。秒針が刻をきざむおとだったり、一陣の風のおとだったり。それが「おばけ」のそんざいのように感じる。自らの胎の底にある恐怖を「ちがう ちがう」と云ってふりきる。

 

 我が家の三歳児はおばけのそんざいが大好きで、でも大嫌いで。この本の恐怖心をあおってくる部分と、それに打ち勝つ強い心との葛藤がすばらしいえほんだった。ネタバレであるが、えほんのなかでは恐怖に打ち勝つ。その先にまっていたものは…おばけのしょうたいは…

 

 七冊借りたがこのえほんがいちばんはまっている。俺も好き。以降、同作者のものもチェックしてみたいとおもった。もしかしたらこれは買うかも。

ぞうのエルマー

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 ありきたりなえほんであるが、借りてみた。わたしは知らなかった本だが、なぜか息子は知っていた。以前かよっていた保育園でよんでもらっていたらしい。三歳児って、いがいと一歳のときのこととか覚えているみたいだ。

 

 ひとりだけパッチワークのぞうにうまれたエルマーが苦悩の果てにたどりついた答え。とても好い話だった。なんというか哲学だった。「個」を尊重する時代としてアメリカナイズドされた我が日本皇国だが、やはりオリジナリティというものが世界を変えていくのだとおもう。

 

 借りてきた本のなかでは物語がいちばん判然としており、ありきたりなお話しではあったが、こみ上げてくるものがあった。精神がやられているとき読んだら頬がぬれるとおもう。

しろくまくん なにが きこえる?

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 これも有名な絵本らしい。大判の絵でトレースされた姿がページをめくるたびに変わっていく。ライオンになったりフラミンゴになったり。そいでもって鳴き声のようなものもインパクトがあり、「かばさんなんて鳴くんだっけ?」とか尋問しながら読める。親子してるきぶんになる。

 

 ページをまくっていくのが楽しめる絵本だとおもう。もっと小さい子でもうけるのではないだろうか。

おばけもこわがるおばけ

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 この絵本を借りるのはじつは二回目である。前々回借りて「ばけちゃうぞのえほん、よみたいなぁ」というので借りた。ちなみに前回は貸し出し中で借りられなかった。おおなきした。

 

 あつーいなか、おおにゅふどうがこわくてひんやりする思いをするために、おばけの集団に「もっとこわいおばけにへんしんしろ」というものである。「ばけちゃうぞ ばけちゃうぞ おばけがおばけに ばけちゃうぞ」のリズムが小気味好いフレーズにのせておばけが変化していく。

 

 子どものえほんにはこういったキラーフレーズがちりばめられており、この「ばけちゃうぞ/ばけちゃうぞ/おばけがおばけに/ばけちゃうぞ」もそうなのだが、四拍子四小節のようなものにこころときめくようだ。これはめちゃくちゃ嵌っているので買うことにした。

あひるのたまご

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 ばばばあちゃんが寝込んでしまった! みたいなことから話しがはじまるのだが、これも話しの筋があるものなので読みやすい。でも正味な話し、この本じゃなくてもいっかな、みたいなことろはある。

 

 話し自体が短いので、朝の出立の前に「えほんよんで~」と云って来たらこれを読む。タイムトライアルをすれば一分ほどで読めるのではないだろうか。その点も加点したい。★★★★☆

だるまだ!

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 三歳児というか、一歳二歳くらいの時季にかならず出会う絵本がある。だるまさんシリーズである。

 

 ゆえに、だるまに対する郷愁、みたいなものが三歳児には刷り込まれており、そのセンチメンタルを使用した、まことにもって不埒というか狡猾な絵本がこの「だるまだ!」である。

 

 もちろんウケル。それにだるまが世界に横溢するという不条理な世界観はおとなをも魅了する。なんでやねん! みたいな気持ちにたくさんなる。それになんなんですか。このラストは。おもしろかったです。

たいようオルガン

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 なぞのえほんだった。「たいようオルガン/たいようオルガン」というリフが常にえほんの中に散らばっているのだが、本編に筋のとおった話などなく、散文的だとおもわれるえほんだった。ウィリアムバロウズかよ。

 

 この本のなにが読みにくいって、文字が小学生低学年が記したようなクソキタネェ字なところだ。どんなフォント使ってんだ。それにくわえて助詞がない。「てにをは」が悉皆除去されており、また脈絡もなくことばをつむぐので「ぞうばすは…知った? あ、象バス走った!」みたいなことになる。やめてくれよ。親の読本能力の沽券にかかわる。

 

 絵もなんだか雑というか、この本で千五百円もとるのか、えほん業界の闇すげぇな、と思う。けれどもやはり三歳児にとっては吸い込まれるような聖性というか魔力があるようで、なんども朗読させられる。

総括

 ハロウィン間際に生まれたゆえんか、我が家の三歳児はおばけがすきなのでおばけ系の本をよく読む。しかし今回は好い具合にいろんなジャンルのえほんを読んだ。存外だった。いろんなことに興味をいだいてほしいな、なんておもった。

 

 絵本をよむ、という動息に教育てきなコミュニケーションがある、みたいなことがあるらしいけれども、そんなこと関係なく三歳児といっしょに本を読んだりするのはやはりたのしい。

 

 「次はこれを朗読して呉れないか」そう三歳児に云われると、うれしい。どんどん読んじゃう。しかるに私の口吻にも熱が帯びてきて、熱量のおおきな読本になってしまう。妻に「そんなに一生懸命やらんでよい」と叱咤される。寝る前なんだから、と。パパは失敗を重ねてパパになるのさ。